TUNER FEATURE — FEATURE
無限の戦術展開:FASS流Gogoro CrossOver
Gogoroからの公式依頼を受け、台湾の雄FASSが製作。実用スクーターをベースに無限の可能性を秘めたコンセプトモデルが誕生した。
車とは乗り手自身を映す鏡だ。台湾のカスタムビルダーFASSは、Gogoro CrossOverをベースに、単なる移動手段ではない「戦術的ユーティリティマシン」を創出した。これはGogoro本社から直接依頼を受けて製作されたコンセプトモデルであり、都市型スクーターの枠組みを大きく超える挑戦的な一台と言えるだろう。
Rallyスタイルのフロントセクション
ベース車の面影を残しつつも、フロント周りは完全に別物へと作り替えられた。特に目を引くのは、HELLA製のラリー用デュアルヘッドライトだ。これにより、単なるスクーターではない、強烈なパフォーマンス志向のスタイルを確立。FASSが得意とするクラシック要素と先進技術の融合が見事に表現されている。
「真に改造されるべきは、外観や性能ではなく、乗り手の姿勢なのだ。」
モジュール式の装備拡張プラットフォーム
本機のコンセプトである「戦術的」を具現化するのが、モジュール式の装備プラットフォームだ。フロントの多機能ツールコンパートメント、車体側面の戦術的マウントモジュール、そして後方に鎮座する大型カーゴボックス。これらが連携し、様々な任務や用途に柔軟に対応できる高い拡張性を実現している。
存在感を主張する足回りの強化
車体全体の強靭なイメージを決定づけているのが、FASSのトレードマークとも言える足回りだ。独特の形状を持つ軽量化スイングアームと、力強いデザインのMAXI FORGED製鍛造ホイールが、圧倒的な存在感を放つ。フロントにはBrembo製と見られるブレーキキャリパーも装備され、走りの性能向上に対する意気込みが感じられる。
電動ユニットとカスタムの方向性
パワートレインはGogoro CrossOverの電動ユニットを継承していると見られる。今回のカスタムは出力向上よりも、車体の機能性拡張とスタイリングの革新に主眼が置かれているようだ。これは「重要なのは性能より姿勢」という同社の哲学を反映したものであり、電動車両カスタムの新たな方向性を示すものかもしれない。
SPECIFICATION
- 01
- ベース車両: Gogoro CrossOver
- 02
- ビルダー: FASS (台湾)
- 03
- コンセプト: Tactical Utility Machine
- 04
- フロント: HELLA製デュアルライト
- 05
- スイングアーム: FASS製 軽量化アーム
- 06
- ホイール: MAXI FORGED 鍛造ホイール
電動スクーターという実用的な乗り物をベースに、ここまで所有欲を刺激する一台に昇華させたFASSの手腕は見事だ。これは単なる移動の道具ではなく、乗り手の思想やスタイルを表現するためのプラットフォームである。コードネーム「∞」が示す通り、その可能性は無限大だ。
PHOTOGRAPHS
02 IMAGES
AI GENERATED · 2026/05/01 11:11 UTC
