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機能美の極致:SYM 4MICAカスタム

台湾の「阿斌機車行」が手掛けた、実用スクーターの限界突破デモ車。足回りを中心に最高級パーツで武装する。

sym螞蟻4mica150阿斌機車行
 sym螞蟻4mica150

常の道具であるべきスクーターが、徹底したパーツセレクトによって工芸品の域へ。台湾のカスタムショップ「阿斌機車行」が製作したこのSYM 4MICAは、実用性とデザイン性を独自の解釈で融合させ、走りの機能美を追求。細部にまで貫かれたそのこだわりは、もはや「盆栽」の領域に達している。

01

妥協なき足回りの構築

まず目を奪われるのが、GJMS製で統一された前後サスペンションだ。フロントにはFSX倒立フォークとカスタム三角台を、リアにはGP6 RT H/Lショックを搭載。これにより、路面追従性と剛性がノーマルとは比較にならないレベルまで引き上げられていると見られる。

実用スクーターが、盆栽的カスタムによって芸術品へと昇華した。

 妥協なき足回りの構築
02

制動力の完全支配

ブレーキ系統は、GALESPEED製VREラジアルマスターシリンダー(前16/後14)を核に、同社のラジアルマウントキャリパーと対向2POTキャリパーで強化。カスタム製作された大径ディスク(前260mm/後220mm)との組み合わせで、強力かつ繊細なコントロールを可能にしている。

 制動力の完全支配
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細部への執念が生む存在感

G-pro製GT18ホイールやCNC切削のカスタムスイングアームが、車体の剛性感と視覚的な密度を高める。さらに、車体各所に散りばめられたチタンボルトが、マシン全体の質感を格段に向上。エンジン周りのチューニング内容は不明だが、その佇まいは性能の高さを静かに物語る。

 細部への執念が生む存在感

SPECIFICATION

01
フロントサスペンション:GJMS FSX フォーク
02
リアサスペンション:GJMS GP6 RT H/L ショック
03
ブレーキシステム:GALESPEED マスターシリンダー&キャリパー
04
ホイール:G-pro GT18 2.5J
05
スイングアーム:CNCカスタム製
06
タイヤ:DUNLOP TT93

本作は、スクーターカスタムの新たな可能性を示す一台だ。走りの性能を追求するために最高級の部品を選択した結果、それがそのまま独特の機能美として昇華されている。実用車ベースだからこそ際立つ、この贅沢な作り込みは多くのライダーの心を捉えるだろう。

PHOTOGRAPHS

08 IMAGES

AI GENERATED · 2026/05/01 11:07 UTC

出展車両

SCS 2026 Taiwan Championship of Custom Scooter Building

SCS 2026 ─ 台湾スクーターカスタム選手権 · 4/17–4/19 松山文創園区 5号倉庫