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孤高のマンタ、10年の飛翔

台湾製2ストローク、スズキ雄獅125がデザイナーの手で先鋭的な姿に

SUZUKI / 雄獅125(BS125) / 1985Kaohsiung, TaiwanZEROVECTOR
撮影
YHLAA@nevermind1107
ショップ
ZEROVECTOR@vec0_official
 SUZUKI / 雄獅125(BS125) / 1985

学の卒業制作として着想され、10年の歳月を経て完成した一台。台湾で「ガス管配達バイク」として親しまれるスズキ製2スト、雄獅125をベースに、デザイナー自身の原点と創造性が注ぎ込まれた。その名はZV S1 #MANTA。唯一無二の存在感を放つこのマシンの全貌に迫る。

01

コンセプト:10年越しの卒業制作

このマシンの出発点は、製作者であるZEROVECTOR氏が大学時代に手がけた卒業制作だ。台湾特有の商用バイク、スズキ雄獅125(BS125)が持つユニークな2スト単気筒・左右2本出しという構成に可能性を見出し、全く異なるスタイルを与えるべくプロジェクトを開始。10年という長い年月をかけ、構想はついに現実のものとなった。

クレイモデルから生まれた、マンタの躍動感。

 コンセプト:10年越しの卒業制作
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心臓部と車体構成

心臓部は、台湾市場でのみ販売されたスズキ製2ストローク単気筒エンジン。最大の特徴である左右への排気ポートを活かし、Banai製作による完全特注のチャンバーが装着される。フレームはライディングポジションを根本から見直すために設計されたオリジナルのトレリス構造。近代的なスポーツバイクの骨格が与えられている。

 心臓部と車体構成
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足回り:近代化されたスポーティな基盤

足回りは、フロントにKymco KTRのフォークとツリーを流用し、DNM製モノショックでリアを支える。ブレーキはZEROVECTORが設計したディスクとHartford製キャリパーを組み合わせ、制動力を確保。ワイヤースポークの17インチホイールが、クラシカルな雰囲気を残しつつも、走行性能へのこだわりを感じさせる部分だ。

 足回り:近代化されたスポーティな基盤
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外装:マンタの躍動感を宿す造形

デジタルツールを一切用いず、フレーム上の1:1クレイモデルから生み出された外装は、まさにこのマシンのハイライトだ。海の生き物「マンタ」から着想を得たというそのフォルムは、カーボンファイバーとグラスファイバーの複合材で成形。光の加減でカーボンの織り目が浮かび上がる特殊なブルー塗装が、有機的なデザインをさらに引き立てている。

 外装:マンタの躍動感を宿す造形

SPECIFICATION

01
ベース車両:スズキ 雄獅125 (BS125) 1985
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エンジン:2ストローク単気筒
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フレーム:ZEROVECTOR製 トレリスフレーム
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エキゾースト:ZEROVECTOR / Banai製 特注チャンバー
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外装:カーボン/FRP複合材、カスタムペイント
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フロントフォーク:Kymco KTR

「デザインは決して単独作業ではない」と製作者は語る。10年という歳月は、このマシンに関わった全ての職人との対話の時間でもあったのだ。専門家たちとの協業が、構想を深化させ、比類なき一台を完成へと導いた。

公開 2026.06.01

ブランド別モディファイ · 13

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