TUNER FEATURE — FEATURE
過給フラットフロア:Badpanda KRV180T
台湾の雄、BadpandaがKYMCO KRV180Tをベースに製作した「ROMAGT」。ターボチャージャーと12cmのロングホイールベース化で、スクーターの常識を覆す。
台湾のスクーターカスタムシーンをリードするBadpandaが、独創的な車体構成を持つKYMCO KRV180Tをベースに、究極のパフォーマンスを追求した一台を完成させた。その心臓部には、あろうことかターボチャージャーを搭載。ストリートでの機動性と、サーキットレベルの性能を両立させるという、野心的な試みである。
心臓部に宿る禁断の力:ターボチューン
本機の最大の特徴は、搭載されたカスタムターボキットだろう。aracer製「Super X」ECUによる精密な燃料噴射制御と、Moyangが本機のために特別に製作した専用エキゾーストシステムを組み合わせることで、過給機付きエンジンを安定して作動させていると見られる。さらに、ノーマルのベルトドライブから合和(Héhé)製のチェーン駆動に変更。高出力化に対応するための、信頼性とダイレクトな操作感を重視した選択だ。
「スクーターの常識を覆す、禁断のターボチャージャーとロングホイールベース化。」
走りを支える高精度コンポーネント
足回りにはMSP製「UF2」電子制御倒立フロントフォークを採用。路面状況に応じた最適な減衰力を提供する。リアにはBadpanda製のピギーバック式フルアジャスタブルショックが装着される。ホイールは前後共にNCY製鍛造品に換装し、ばね下重量を軽減。ブレーキはフロントにBrembo製GP4RXキャリパーとSuperBrake製フローティングディスクを組み合わせ、強力なストッピングパワーを確保している。
機能美とアグレッシブな造形
外装は各部に手作業によるカットが施され、ノーマルとは一線を画すアグレッシブな印象を与える。Badpanda製のカーボンファイバー風防やフロントフェンダー、SIMOTA製のカーボンミラーやグリップが装着され、機能性と軽量化を両立。特に、Badpanda製のCNC加工されたトリプルクランプとハンドルバー周りの構成は、このマシンの出自が単なるドレスアップではないことを物語っている。
SPECIFICATION
- 01
- カスタムターボキット
- 02
- aRacer Super X ECU
- 03
- MSP UF2 電子制御倒立フォーク
- 04
- LAMPO CNCスイングアーム (+12cm)
- 05
- ベルト駆動からチェーン駆動へコンバート
- 06
- Brembo GP4RX フロントキャリパー
この「ROMAGT」は、スクーターというプラットフォームの可能性を極限まで押し広げた一台だ。Badpandaの技術力と情熱が、実用的なコミューターを、見る者の心を昂らせるハイパフォーマンスマシンへと昇華させたのである。
PHOTOGRAPHS
03 IMAGES
AI GENERATED · 2026/05/01 09:05 UTC
