TUNER FEATURE — FEATURE

異種融合スクーター

SMAX、FORCE、TMAXの魂を宿す、FS-TMAX渾身のストリートチューン

YAMAHA / SMAX 155FS-TMAX
 YAMAHA / SMAX 155

見してベース車両を特定するのは困難かもしれない。これはヤマハSMAX 155を素体としながら、同社のFORCE 155のフロントマスクと、TMAXのリアセクションを大胆に融合させた、まさに「異種移植」カスタムだ。台湾のカスタムビルダー「FS-TMAX」が手掛けたこの一台は、外観のインパクトに留まらない、恐るべきポテンシャルを秘めている。

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心臓部に秘められた過給器

このマシンの核心は、搭載された機械式スーパーチャージャーにある。スクーターカスタムとしては非常に珍しいこの選択は、劇的なパワーアップを実現していると見られる。エンジン制御にはaRacer製「RC Super2」フルコンを投入し、過給圧や燃調を精密にマネジメント。出力は未公表ながら、ベースエンジンとは比較にならない加速性能を発揮することは想像に難くない。

SMAX、FORCE、TMAX。三つの個性が融合した異次元の存在感。

 心臓部に秘められた過給器
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強化された足回りと制動系

強大なパワーを受け止めるため、シャシーも徹底的に強化された。フロントにはMSP製倒立フォーク「UF2」を、リアにはシャークファクトリー製「X2 HL」ツインショックを装着。さらにTDSによる17cmロングホイールベース化が施され、直進安定性を向上させている。ブレーキはブレンボ製「484」ラジアルキャリパーとTMAX用マスターシリンダーの組み合わせで、確実な制動力を確保する。

 強化された足回りと制動系
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三位一体のスタイリング

スタイリングの最大の特徴は、FORCEの精悍なフロントフェイスと、TMAXの流麗なリアカウルを違和感なく一体化させたボディワークだ。「燈匠」製のTMAX用5ピースキットを加工流用し、ワイド化されたフェンダーが迫力を増す。各部にはカーボンやチタンパーツが惜しみなく奢られており、細部にまでビルダーの技巧と美的センスが光る。

 三位一体のスタイリング

SPECIFICATION

01
機械式スーパーチャージャー搭載
02
FORCEフロントフェイス&TMAXリアセクション移植
03
MSP UF2倒立フロントフォーク
04
ブレンボ製 484 ラジアルキャリパー
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aRacer RC Super2 ECU
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ハンドメイド チタン製エキゾーストパイプ

単なるパーツの寄せ集めではない。各モデルの長所を抽出し、再構成することで新たな価値を創造する。FS-TMAXのこの作品は、スクーターカスタムの既成概念を覆す、技術的挑戦の結晶と言えるだろう。

PHOTOGRAPHS

05 IMAGES

AI GENERATED · 2026/05/01 03:05 UTC

出展車両

SCS 2026 Taiwan Championship of Custom Scooter Building

SCS 2026 ─ 台湾スクーターカスタム選手権 · 4/17–4/19 松山文創園区 5号倉庫